コロナ疲れ、自粛疲れからいわゆるコロナ鬱になる方が多いと聞きます。先の見えない毎日で「◯にたい」とかお考えの方もいるかもしれません。今回は私の実体験からうつ状態を脱出する最高効率の方法をお話しします。
目次
超ネガティブに陥ったら腸内環境を気にしてみる
ネガティブに陥ったときの最高効率の対処法は決まっています。
腸内環境を整えることです。
そもそも幸福感のホルモンであるセロトニンはその9割近くが腸内細菌によって作られています。
幸福感を味わいながらネガティブになることはできません。
精神の不調と腸の不調はだいたい連動している(腸脳相関)ので、ネガティブに入っているときはだいたい腸内環境もセットで乱れているはずです。
長年、腸の不調と超ネガティブ気質で、陰鬱とした日々を過ごしていた私が実際にやって効果を体感した方法をご紹介します。
※お急ぎの方もいらっしゃると思いますので、私の話は後半にさせていただくとして、先に方法から解説します。
- オメガ3脂肪酸を摂る
- 有胞子性乳酸菌などのプロバイオティクスを摂る
- ガラクトオリゴ糖などのプレバイオティクスを摂る
- しっかりデトックスをする
- 異常行動まで出ているようならグルタチオンを摂る
- シリカの入った水を飲む
と、これらの努力をすべて台無しにしてしまうことになるので、水道水、抗生物質、人工甘味料を摂らないことです。
オメガ3脂肪酸を摂る
昨今、食品添加物や残留農薬の影響で腸の内壁が薄くなり、腸の内容物が血液中に漏れ出すリーキーガット症候群の人が増えています。
腸内細菌の中には腸壁の粘膜を増やして厚くするタイプの細菌がいます。アッカーマンシアというのですが、アッカーマンシアはDHAやEPAなどオメガ3脂肪酸をえさにして増えます。
せっかく腸内環境を整えようとして良いものを摂っても、漏れていては結局炎症につながってしまい効率が悪いですので、ぜひ青魚やサプリなどでオメガ3脂肪酸を意識的に摂って下さい。ほんと効率が段違いです。
有胞子性乳酸菌などのプロバイオティクスを摂る、ガラクトオリゴ糖などのプレバイオティクスを摂る
胃酸はかなりの強酸で、外から入ってきた雑菌に対しての最強の防御機構です。もちろん選択的に働いてはくれません。私たちにとって好意的なはたらきをする菌だろうがお構いなしにぶっ◯します。
なので、ふつうに乳酸菌とかビフィズス菌を摂ってもほぼ胃液で死んでしまいます。もちろんそれら死骸は腸で細菌のえさ(プレバイオティクス)として働くので無駄ではありませんが、効率が悪いです。
そこで、特別な保護膜で守られて休眠状態で胃酸を突破し、腸内の程よい温度と湿度とphに置かれて初めて発芽して働き出す有胞子性乳酸菌が非常に効率がいいです。
食物繊維やオリゴ糖に代表されるプレバイオティクスは、腸内で腸内細菌のえさになります。
とくにガラクトオリゴ糖は、母乳で育てた子どもとそうでない子どもで腸の疾患のかかり具合や症状にあまりにも差があることから、子どもの便の成分研究をしている過程で、母乳の中に腸のビフィズス菌をすごく増やす成分があることがわかり、発見されました。
ガラクトオリゴ糖は、
- 熱に強く、180℃で加熱しないと分解されない
- 胃酸や小腸の酵素で分解されない
という特長があり、腸にそのまま届いてビフィズス菌のえさになります。
しっかりデトックスをする
自立神経失調症とかうつ病にサウナが良いといわれています。
サウナに入る→水風呂に入る→サウナに入る……
を、随時水分補給をしながらひたすら繰り返すという方法で、私も何度かトライしたことがあります。
これをすることで、交感神経(サウナ)と副交感神経(水風呂)が交互に刺激され、自立神経が調うといわれています。
※飛べました!
そもそも自立神経が乱れていたかどうかわからないので、自立神経が調ったかどうかはわかりませんでしたが、長時間のサウナは体温上昇と発汗によるデトックスの効果があり、しかも日常の排便だけでは排出しきれない、脂肪細胞に蓄積している脂溶性毒や重金属(ミネラル毒)も出せるといわれています。
事実、長時間サウナトライをした後は、体が軽くなっている体感がすごいです。
体内にいらない毒素が溜まっていると、当然ヴァイブスは下がりますし、本来他のことに使われてほしい栄養素が浪費されたりしますので、デトックスは体全体の効率を上げてくれます。
異常行動まで出ているようならグルタチオンを摂る
私はこれがありました。
自分でもなんでそんなことをしてしまうのかわからないままで、突発的に変な言葉を口にしてしまったり、気がついたら小学校の授業中にやったような手悪さみたいなことをしてしまうのです。これを異常行動といいます。
これはある物質を注入することでラットでも再現できることがわかっており、その物質は私たちの腸内にもあります。
それはプロピオン酸(PPA)といって、腸を刺激したり細胞のエネルギー源として使われている、食物繊維の代謝産物なのですが、これが腸から血中に漏れ出して脳に届くとミトコンドリアの機能を弱めて脳のエネルギーを使う能力を変えてしまうことがわかっています。
このプロピオン酸はグルタチオンの前駆物質であるN-アセチルシステインを摂ることや、グルタチオンそのもので無効化できることが実験で明らかになっています。
シリカの入った水を飲む
これは調べても関連付ける情報が出てきませんので、完全に個人的な体感ベースとなりますが、イライラしたりそわそわしたときにシリカ(ケイ素)の入ったミネラルウォーターをゆっくり飲むと、それらが鎮まる体感が毎回あります。
これまで100本以上飲んで試行したので私の中では鉄板です。
これは単純に便利なので、きっと腸内環境を整えるプロセスに於いて良いサポートになると思います。
水道水、抗生物質、人工甘味料を摂らない
水道水も抗生物質も人工甘味料も殺菌的なはたらきをするため、せっかく増えた好意的なはたらきをする腸内細菌が殲滅されてしまいます。
そして困ったことに、増えすぎると良くないと言われている腸内細菌(「悪玉菌」とか呼ばれる)たちのほうが薬品には強いので、むしろ悪い方に転ぶことになります。
昨今、にわかに殺菌ブームが起こっていますが、私は嫌な予感しかしていません。見ていたらやっぱりN◯Kが「クロストリジウム属の細菌をもりもり増やそう!」とか言い出しましたし……
セットで免疫力も落ちているはず
免疫力の70%は腸と腸内細菌がもっています。
その事実を抜きにしても、免疫力は生きようとする力なので、死にたいくらいネガティブになれば免疫力もガタ落ちするのはわかる気がします。
私も2019年頃までは決して免疫力が高いと言えるような状態ではありませんでした。
毎年ワンシーズンで必ず風邪を複数回引くんです。※これまでの最高記録は4回です。
腸内環境が乱れていると気分も免疫も下がって、明らかに人生のクオリティを下げる重い不具合が多発するので、良いことは何ひとつないよ!というお話しでした。
ネガティブ状態は【結果】
ここからは私の考えをお話しさせて頂きます。
幼い頃から腸に難があり、同時に超ネガティブ気質でした。腸脳相関について知って以来ずっと興味を持って腸について調べてきた私は、うつ病とは炎症のひとつだと考えています。(というかもろに炎症です)
事実うつ病はなにかの原因ではなくて結果です。結果である以上は手の届くところ、つまり自力でなんとかできる範囲に必ず原因があります。
五感の及ばない概念(ストレッサーの存在、不本意な状況、自分に強烈に自信がないなど)が原因だと判断した場合、対処法が抽象的で且つ多岐にわたり、結局何をしていいかわからない状況に陥りがちで、苦しい状況が長引くことになります。
抽象的で多岐にわたるものを精査するような余力も無いときに、その情報の大海原に出ても絶望するだけです。
それらうつ病の原因に見える存在は、活力が満ちている状態であれば何のダメージもなかったはずなので、それらにやられている状況すら原因ではなくて結果ということになります。
精神の不調を訴える人は消化器系の不調も併発している
カウンセラーの間では有名な話といわれる「精神の不調を訴える人は消化器系の不調もセットで持っている」というのを知ったときにピンときました。
「消化器系の不調を改善するようにしたら精神的な不調も改善するのでは?」
そして消化器系の中で最大の臓器といえば明らかに腸です。占める割合の大きなパーツにフォーカスするのが効率的だと思い、腸について調べることにしました。
調べてみると、腸と脳は、支配関係上腸に優位があるかたちでリンクしていました。これを腸脳相関といいます。
つまり、腸の不調が原因で精神の不調が引き起こされている可能性が高いということになります。
具体的に体感にあらわれる腸の不調とは
しかし、幼い頃からずっと腸が不調状態だった私には、それが当たり前になっていて腸の不調がどういうものかわかりませんでした。
調べてみると、
- 常に便秘もしくは下痢
- 便やおならのにおいがきつい
- 肌荒れがすごい
- アレルギー症状が出る
これらが体感としてあらわれる腸の不調とのことでした。※アレルギー症状以外はコンプリートでした。
そこからいろいろ調べてプロバイオティクスやプレバイオティクス、オメガ3脂肪酸などを摂るようにして、恥ずかしながら生まれてはじめて快便とにおいのしない便やおならというものを体験したのでした。
おかげで現在では身も心も軽い毎日を送っています。不思議なもので、これまでめちゃくちゃヘビーだと思っていたようなことが簡単に解決できますし、まずそれで悩むとかくよくよするということがありません。
以上です。
あなたの心が一刻も早く軽くなることを超祈っています。
こんなに長くなってしまったのに最後までお読みいただきありがとうございました。