知れば知るほど、どう好意的に見てもあやしすぎるのが人工甘味料です。ここではよく目にする主な人工甘味料について解説します。
私は、基本的に、コンビニのパンだろうがジャンクフードだろうがとくに気にしないで、その時に食べたいものを食べます。
しかし、そんな私でも気をつけて避けているものがあります。
人工甘味料です。
目次
調べれば調べるほどあやしすぎる人工甘味料
ネットで人工甘味料について調べると人類◯減計画とかそういう都市伝説の香りが漂う情報に行き当たりがちで魔境なのですが、ここでは事実を淡々とお話しします。
私が日々実際に成分表示のラベルの確認をしていて見る主な人工甘味料は
- アセスルファムK(アセスルファムカリウム)
- スクラロース
- アスパルテーム
の3つです。順番に解説しますが、なして甘味料を製薬会社とか農薬の会社が作りよーと?食品メーカーやなくて。
アセスルファムK(アセスルファムカリウム)
- 砂糖の140~200倍の甘さをもつ
- 肝機能障害や免疫力の低下が確認されている
アセスルファムKは製造過程で塩化メチレン(ジクロロメタン)を溶媒として使用します。塩化メチレンは長期的に摂取すると頭痛、うつ病、肝臓や腎臓の不調、がんを引き起こす可能性が指摘されています。
体内で消化分解されず、カロリーゼロとされていますが、腸から肝臓を通って腎臓を経て尿として排出されるまでの臓器への負担が大きく、このことから臓器へのダメージが大きいと考えられています。
苦味があるので、アスパルテームとセットで使用されることが多かったですが、最近は単体でもよく見かけます。
スクラロース
- 砂糖の600倍の甘さをもつ
- 殺虫剤の開発中に偶然発見された甘味料
- 殺菌的なはたらきをもつので腸内細菌が死滅して心身あらゆる不調の原因になる
- 138℃で加熱すると塩素系ガスが出る
無害なショ糖を意味する「スクロース」と間違えそうな名前がつけられているあたり、遊び心を感じますが、構造式的にはダイオキシンやPCB、DOTなどの強力な農薬の仲間で、オルガノクロライドといいます。
人類が摂取しても良いとされた初のオルガノクロライドです。
胃腸障害、めまい、アレルギー、肥満、血糖値上昇、甲状腺機能低下、赤血球の減少、肝臓細胞異常、卵巣収縮、マグネシウムとリンの欠乏、白血病の原因になる、などのかなり厄介な副作用が報告されています。
また、スクラロースの代謝産物は脂肪組織に蓄積されることが動物実験で明らかになっています。
アスパルテーム
- 砂糖の160~220倍の甘さ
- 神経毒の化学兵器の研究中に偶然発見された成分
- 痩せにくい体になる
- 元気な精子を激減させる
- 代謝の過程でメタノールが出る
「アミノ酸からできている甘味料」という触れ込みでメディアで猛プッシュされて、私たちの日常にすんなり入ってきた人工甘味料です。
フェニルアラニンとアスパラギン酸を合成して作っているためたしかにアミノ酸由来といえば嘘ではないですが、嘘ではないというだけです。
アスパルテームで痩せにくい体になる
アスパルテームはインスリンとレプチンという新陳代謝を抑制するはたらきのあるホルモンの分泌を促進するため、痩せにくい体になります。
あなたのメンタルをぶっ壊すフェニルアラニン
アスパルテームの代謝によって生成されるフェニルアラニンは脳に直接届き、セロトニンやドーパミンなど神経伝達物質のもとになるチロシンやトリプトファンの脳への輸送を妨害します。
これによって心が乱れたり、うつ状態になったり、集中力が出せなくなったりする不具合が懸念されます。
知能を低下させるアスパラギン酸
アスパラギン酸をたくさん摂取すると神経細胞やアストロサイトという細胞を過度に興奮させてダメージを与えることがわかっています。
代謝産物のメタノールは神経毒
戦後の混乱期に、お酒(エタノール)の代わりに工業用アルコールのメタノールを飲んで失明する人が続出しました。
エタノールが代謝されるとアセトアルデヒド(毒)が発生し、あの二日酔いの気分の悪さが起こります。同じようにメタノールは代謝されるとホルムアルデヒドが発生し、これがなかなかの発がん性物質です。
頭痛、うつ病、不眠症、知能低下、健忘症、攻撃的になる、などの不具合が報告されています。
アスパルテームの改良版
今ではアスパルテームの改良版が開発されており、その強烈な甘さからコスト削減目的で今後どんどん使われる食品が増えていくと思います。
ネオテーム
アスパルテームの50倍、砂糖の10,000倍の甘さ
1988年にアメリカのモン◯ント社が開発しました。
これはアスパルテームを3,3-ジメチルブチルアルデヒドと反応させて作る、熱や酵素の影響を受けにくい化学的に非常に安定した物質です。
3,3-ジメチルブチルアルデヒドはアメリカ環境保護庁の最も有害な化学物質リストに掲載されている危険物で、刺激性が強く、皮膚や目や呼吸器に刺激、炎症をもたらす可能性が懸念されています。
アドバンテーム
アスパルテームの90~120倍、砂糖の14,000~48,000倍の甘さ
人工甘味料を摂取し続けるとどうなるか
※参照:「カロリーゼロにだまされるな 本当は怖い人工甘味料の裏側」大西睦子著
このような研究データがありますが、私個人も以前にストロング系のお酒を好んで長期的に飲んでいたとき、
- ものすごい太った(そんなに食べていないのに)
- 集中力が皆無(病気かと思いました)
- メンタルバランスが最悪(常に鬱っぽい)
- すごい無気力で何をするのもしんどい
- トイレ(大きいほう)がすごく臭い
- 飲む量がどんどん増えていく(一晩で500ml缶を6本とか……)
- お酒を飲むと記憶をすぐになくすようになった
このような不具合を感じていました。
……で、調べた結果、人工甘味料が原因なのではないか、と考えるようになったのでした。
当時は今ほど健康に関する知識もありませんでしたし、デトックスについても、シークレットデトックスのようなサプリも知りませんでしたので、単純に人工甘味料を断つ、という方法で改善を図ったのですが、抜けたなと感じるまで3ヶ月近くかかりました。※個人差があると思いますが。
★控えめに言って地獄
安全性を証明している研究機関にはやっぱり……
ノースイースト・オハイオ医科大学の元精神科教授であるラルフ・ウォルトン医学博士の指摘によれば、ヒトへの安全性を評価した166の研究のうち、74はアスパルテームの製造産業から資金提供を受けており、92は独立資金による資金で行われました。そして、企業から資金を受けた研究は、そのすべてにおいてアスパルテームの安全性を証明し、独立資金による研究の92%は、アスパルテームの健康に対する致命的な問題を見つけたのです。つまり、アスパルテームの製造産業に配慮して研究結果が歪められた可能性を指摘しているわけです。(「カロリーゼロにだまされるな 本当は怖い人工甘味料の裏側」大西睦子著 より)
なぜ企業は人工甘味料を使うのか
超コストカットができるからです。
これまで砂糖(ショ糖)に例えば4800万円かかっていたとしたら、それが人工甘味料(アドバンテーム)を使うことで1,000円で済むわけですから、それが違法でないのであれば使わない手はないわけです。
逆にどこかが使い始めたら価格競争で遅れを取ってしまいますし。
もちろん、そういう企業を批判するつもりもありません。
誰でも明日から違法ではない手段で電気代が140分の1から最大48,000分の1になるといわれたら飛びつくと思うのですが、それと同じです。(むしろそれ以外の目的があるとしたら相当やばい人たちです。ぜひ人工甘味料を生でたくさん摂取していただきたい)
ただ、私が個人的に嫌な予感がするから自分の判断で避けている、というだけです。
まさかこんなものにも人工甘味料
先日、なんか漬物が食べたくてスーパーでたくあんを買ったのですが、
アセスルファムKとスクラロースが入っていました。
いやー!だいたいの加工食品を買うときは必ず裏の成分表示をチェックするのですが、漬物は盲点でした……
しかし、大根に罪はありませんので、これはこれで美味しくいただきました。
幸い、こういうときのために家にシークレットデトックスのストックがありますので、すぐに1粒飲んでおきました。
私がよく、「ケミカルなもの含め、全身をリセットしたい」と思ったときに飲む伝統的なハーブの塊で、半月に1回は飲みたいと思うので常備してあります。※なお、翌朝はもりもり(×4)でした。
人工甘味料は摂り続けても不具合の出る人と出ない人がいるそうです。人工甘味料はもろケミカルな物質ですので、私はそんなことはないと思いますが、いちおう個人差はあることになっているようです。
私は主に、メンタルやテンション(≒腸内環境)にその害を強く感じましたので、もしあなたが同じような不具合を感じていらっしゃるなら、人工甘味料を疑ってみるといいと思います。
もう一度言います。人工甘味料は石油系のケミカルな物質です。お薬とかと一緒です。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
追記
たぶん偶然だと思うのですが、アミノ酸ブームが起こる前に、成人病が「生活習慣病」、肥満が「メタボリックシンドローム」に改名されてさも新しい病かのようにプロパガンダされて、セットでカロリー&糖質悪者祭りがありました。それで消費者がカロリーゼロ、糖類ゼロがまるで良いことのように考えるようになって、人工甘味料が定着する下地が整った、という流れがあるのですが、たぶん偶然です。