あなたは同じ轍を踏まなくていい!私が超ネガティブ時代にそれを脱するためにやってきた非効率なあれこれについてお話しします。
最近、自粛疲れやコロナ疲れでうつ状態やネガティブ状態に入る方が多いと聞きます。
前回の記事では実体験から最高に効率が良いと考える対処法をお話ししましたが、今回は逆に効率が悪かったものについてお話しします。
目次
うつ状態を脱するのに非効率だったアプローチ
- 成功哲学系の情報を漁る
- スピリチュアル系の情報を漁る
- お酒を浴びるように飲む
- がむしゃらに行動する
もちろん、これらが無価値というのではなく、超ネガティブ真っ最中にやるのは非効率だし、多くの場合問題が複雑になるだけでした、というお話をします。
成功哲学系の情報を漁る
以前、ネガティブマインドに満ちたうつ状態は、自分が置かれている経済状況や人間関係が原因ではないかと考えていた時期があります。
よって、お金があれば強引にすべて解決できるのではないかと安易に決めつけてしまって、いろんなことを無視して成功哲学とか稼ぐ系の情報を漁りまくったのでした。
具体的には、本を買ったり、セミナーに行ってみたり、SNSでそういう情報を発信している人をフォローしまくったり、無料メルマガに登録しまくったりしました。
もちろん、お金があれば解決できることが大半なのでしょうが、今現在リアルタイムで陥っているうつ状態がお金がないことが原因かはかなり怪しいです。
無駄ではないし何かのときにかなり役に立つ場合も多いのですが、超ネガティブモードのときにやることではなかったです。
気づきを得て右肩上がりになる場合もありますが、逆に自己否定感を強化してしまう方に転んだ場合が厄介で、私はそっちでした。
そもそも、テンションがダダ下がりしている状態では、希望も可能性も見えませんし、成功哲学系の教えでよく言われる「ポジティブシンキング」とか「なりたい自分をイメージする」なんてぜんぜんできません。
尚、潜在意識理論(人間は意識の10%くらいの意識しか使っておらず、眠っている残り90%の潜在意識を使えば強い力で願いが叶う)自体が、多くの人を現状維持の中でぐるぐるさせておくために流布された壮大な詐欺である、という説もあります。(何か本質から目を背けさせるための目くらまし?)
これまでそういう系の情報にかなりの時間とお金を使ってきましたが、「これを知っていれば(履修すれば)成功できる」みたいなものはなく、逆にそれを探そうとして情報の海に飛び込むと高確率で溺れることもわかりました。(「聖杯探し」というそうです)
わかったことは、それらは幸福感とは無関係だった(べつになくてもよかった)ということだけです。
もちろん、今でもそれなりに興味(好奇心)はありますので、書店で立ち読みしたり、持っている本を読み直すこともありますけど、楽しくないならすぐにやめてしまいます。
- 今じゃなくてもよかったです
- テンションが下がっている時点で学びの効率は最悪だし反作用で自己肯定感を下げるくらいならさっさと投げ出してしまえばよかったです
スピリチュアル系の情報をすがるような気持ちで漁る
これもかなり魔境でほぼ迷子になります。
情報も漁ったし、いろいろ物も買いました(笑)
ネガティブに入ることなんてほぼなくなった今でも、好きでよくこの界隈の情報を見ますが、すがるような気持ちで見るものではないな、と思います。
逆にそのくらいの距離感で触れると、エッセンシャルで有益な情報が見つかっておもしろいのがこの界隈です。
これ系の情報もかなりの量触れてきましたが、私が過去の自分にこれ系のアドバイスをするとしたら、
- 自分が良くない流れにいるという根拠のない断定はやめる
- 自分は圧倒的に不足していてそれを満たさなければならないと考えるのをやめる
- 誰かに理解してほしいと考えるのをやめる
- ワクワクすることをするのが最高効率
- 言葉に気をつける
- 自分を許す
この6つです。
良い気分は次の良い気分を呼ぶ
「類は友を呼ぶ」とよく似た「引き寄せの法則」というのがあります。
つまり、自分の状態と似通ったものが引き寄せられるので、ネガティブな人はどんどんネガティブなものを引き寄せるし、ポジティブな人はどんどんポジティブなものを引き寄せるということです。
これについては、実体験に照らしても「正しいな」と思う部分がけっこうあるので、常に心の片隅には置いています。
これがもし、「法則」の名のとおり、慣性の法則のような物理法則と同じくらいに例外なくはたらく仕組みなのであれば、信じる信じないという議論は無意味です。
ならば、より良い気分でいたほうがいいということです。
- 良い気分でいることにフォーカスすれば絶対もっと速く立ち直れた
- これをやれば(買えば)運気が……系の情報をもう少し距離を置いて「そういう考え方もあるんだな」程度で見ておけばよかった
お酒を浴びるように飲む
深酒する人の気持ち、ものすごくわかります。私もめっちゃしました。
ただ、メンタルが弱ってネガティブになっているときというのは、ほぼ間違いなく腸内環境も乱れており、腸壁に微細な穴が開いて血中に様々な物質が漏れ出して全身で炎症が起こっているような状態です。
そんな状態でお酒を飲むと悪酔いしたり記憶をなくす確率が跳ね上がるので、色んな意味で危ないです。私は本当にいろいろやらかしました。
しかもそういうときってだいたい繊細になっているので、翌日の後悔がマシマシになるんですよね。
とりあえず、深酒するなら、部屋で一人で。もしくはそういうのをわかってくれる友達と。
できれば純米酒オンリーがいいです。ちゃんぽんは絶対ダメ。
- 深酒するのはいいけど純米酒オンリーにするんだった
- 部屋で一人で飲むようにすればよかった
- 腸の穴をふさぐアプローチも考えたほうがよかった
焦りや義務感からむやみやたらに行動する
成功哲学系の情報を浴びたことから派生していると思うのですが、「行動していない人間に存在価値はない」みたいな考えがありました。
そもそも何が「行動」なのか定義があやふやですが、したくもないことを「やらなければ」という気持ちで、自分の抵抗を無視して強引にやるのは最高に効率が良くないですし、私はこれでセルフイメージがかなり傷つく結果になりました。
これは問題が複雑化することが多いです。
また、冷静に考えるとわかったのですが、私が「できるできない」で苦しんでいる「行動」とは、誰かに植え付けられた「これをするべき」という行動でした。
子どもの頃は、逆に行動するなというのが無理だったと思うのですが、いつの間にか「行動」の概念が変換されていたのです。
モチベーションなんてこのくらいでいい
- やりたい!楽しい!
- やらないとムズムズする
- 惰性でやれている
- できるかどうかわからないけれどやろうと思えばできそう……
私はモチベーションはこの④程度で十分だと思っています。
明確な基準も答えもない「モチベーションが高い低い」理論を大真面目にインストールしてしまったことで得たものは、自己否定のバリエーションだけでした。
経験上、モチベーションに頼ると、できたりできなかったりしながら、どんどん行動できなくなっていきます。
モチベーションなんてあったらラッキー、なくてもなんとなくやれる気がしていればOKです。
逆に「◯◯しなければならない」「◯◯しなきゃ!」みたいなのが動機の最上位にいるような場合は気をつけるようにしています。
そういう場合、往々にして誰かをコントロールしようとする発想になりがちで、誰かをコントロールしようとするアプローチは結果的に自分がそのアプローチそのものによってメッタメタに傷つくことになるので、非効率の極みでした。
- 何もしないことを自分に許せばよかった
- しなければいけないと思っている行動が、誰かに植え付けられた利益誘導目的のものである可能性をもっと疑えばよかった
- 「べき」をさっさと捨てればもっと速く身軽になれた
- 自分を責めるのをさっさとやめて「やろうと思えばできそう」の種になるものにフォーカスして労力を注げばよかった
おわりに
私はこういうあがきを経たあとでいろいろ調べた結果、うつ状態、うつ病、ネガティブ状態は、腸内環境の乱れからくる代表的な炎症のひとつだと結論し、非常にスッキリしました。
今見ればどれもお腹の調子が悪いのを解決しようとしてやることではないですよね(笑)
まあ、知らなかったので仕方ないといえばそうなのですが、当時、もっと素直に、シンプルに、そして余計なことは一切考えないで、幸福感が欠乏している状態の原因にアプローチしておけば、もっと人生の効率は良かったんだろうな、と思います。
ケミカルなお薬に頼ると依◯性が怖いので、今の私ならまず有胞子性乳酸菌とかガラクトオリゴ糖のサプリがあれば飲むし、なければネットでポチって、それが届くまではドラッグストアでオメガスリー脂肪酸(DHAとかEPAとかアマニ油とか荏胡麻油とかセサミンとか…)のサプリでも買ってきて、それ飲んで、気分が持ち直すまではソシャゲの周回とか動画観てのんびり過ごします。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。