最近まで久しぶりのうつ状態でした。せっかく経験したのにまた絶対に忘れちゃうと思うので、わかったことを記録しておこうと思います。うつ病の方に接する時の参考になればうれしいです。
目次
【反省】うつ病のことナメてました
要所要所でお話ししていますが、もともとすごい簡単にネガティブに転びがちな気質(体質)で、過去に何度かうつ状態を経験しています。
それがしんどくてなんとかしたくていろいろ調べた結果、海外のサプリを飲むようになっていました。
そのおかげか、もう何年もうつ状態と無縁でした。
心身ともに健康そのもの。もともと35.4℃くらいしかなかった平熱も37.0℃台にまで上げることができましたし、なんか実年齢より-10歳くらいで見られるし、なんかもう最高な毎日を過ごしていました。
それで、同じような気質体質の方とか、過去の私とかに届けばいいな!ってこうしてブログで情報発信をするようになりました。
突如訪れた胃腸障害からうつ病へ
こちらの記事で詳しくお話ししていますが、2月中旬頃からいきなり原因不明の下痢と頭痛が続くようになりました。
どうせ一過性のものだろうと思って放置していると、みるみるうつ状態に入っていき、最終的に人生初の心療内科で
「うつ病。わりと重度だからすぐ休め」
※気分の落ち込みだけでなく頭痛や頭痛からの吐き気など身体症状まで出ているから、とのこと。
という診断をもらうまでに至りました。
腸脳相関のことを勉強しましたので、腸の不調を放置するとネガティブがやってくることは重々知っていました。……正直、序盤はそれで
このままいけばやっぱうつ状態になるかな。でも今の私ならうつ状態になってもなんちゃってすぐに立ち直れるんじゃないかなw
みたいな、試してみたい気持ち(好奇心)もありました。
過去最強レベルのうつ状態になってわかったこと
- ネガティブはポジティブで中和や上書きはできない
- 楽しみとか喜びとか快楽すらこの世から消え去る
- 本当に死にたくなる
- 笑わなくなる
- 鏡を見なくなる
- もうとにかく人混みが嫌で仕方ない
- 明日が来てほしくないので朝が怖い
- なんかとにかく申し訳ない
ネガティブはポジティブで中和や上書きはできない
ネガティブに臨場感をがっちり掴まれている状況で、いくらポジティブを叫んでも虚しいだけです。
現在がネガティブな過去の後悔で満ちるので、過去を生きているような状態になります。
これにより現在への対処がおざなりになるので、アクシデントやインシデントが起こりやすくなり、悪循環になります。
「明るい未来を想像することで上書き!」とかもできませんでした。これは新鮮な発見でした。
未来なんてないんじゃないかと思うくらい、もうぜんぜん未来へ想像を羽ばたかせることができません。
過去に張り付いたマインドが重すぎて離陸できないっていうか、そっちは全部不安と心配と恐怖で閉ざされているというか。
やろうと思えばできますが、無理やり想像しても対比で現在に冷たい風が吹き荒ぶだけで、結局心が傷つきます。
楽しみとか喜びとか快楽すらこの世から消え去る
それらを受け取る器が塞がるからなんでしょうが、世界から楽しみとか喜びとか快楽さえも消え去ります。
何をやっても楽しいとか感じないんです。これだけ物や情報の溢れた世界で。
本当に死にたくなる
別にリアルで何かショックを受けるような事件があったわけでもないのに、すごい自然に死を意識するようになっていました。怖すぎます。
たぶん、いろんなルートがあると思うのですが、私の場合は「存在していることが恥ずかしい」という感覚からでした。
意味不明なんですけど。
ほんの半月前まで自分のこと大好きだったじゃん!!
高所や駅のホームや水辺で背中を押される
高いところとか、快速の通る駅のホームとか、海とか湖とか危なかったですね……。
なんか「えいっ」って飛び出してしまいたいような衝動が起こるんですよ。本当に背中をぐっと押すようなやつ。
いやいやいやいやまだ死にたくないからw
ていうかこんな形で天国行ってもまた世界再創造して自分に忘却の魔法かけて同じところに戻っちゃうだけだからwww
……これ、もしかして今まで自殺された方の中には、とくにその予定はなかったのにこの衝動でふらっとお亡くなりになった方もいらっしゃるのではないかと思いました。
笑わなくなる
圧倒的に笑わなくなります。表情筋カチカチ。
せっかくマスク社会なのでこういうときこそ無理にでも口角を上げるといいのですが、わかっていても表情筋がついてきませんでした。
鏡を見なくなる
鏡を見る機会が圧倒的に減っていたことに、今になって気づきました。
もうとにかく人混みが嫌で仕方ない
人間の目ってあんなに怖かったっけ?ってなりました。
人混みへ行くとたくさん人の目とぶつかります。
私の場合、人混みへ行くと(行くことを考えただけでも)激しい頭痛がして、その頭痛で吐き気がするような感じでした。
都会にいてうつ状態に入るとたぶん悪循環で悪化していくし、すごく治りづらいんだろうなって思いました。
明日が来てほしくないので朝が怖い
なんか自分だけ時間に置いていかれているような感覚でした。ちょっと待ってほしいのに。
夜は、ネガティブな気持ちで終日過ごしたことによる慣れなのか、少し気持ちが楽になるんですが、朝になるとリセットされたみたいにまた新規でしんどい気持ちが溢れてきて、立ち上がるのも嫌なくらいでした。
ずーっと夜だったら良いのに。せめてあと30時間くらい。
そんなことを毎日強く祈っていました。
あの元気さの権化みたいな朝の強い日差しもなんか痛いし、朝の街に行き交う人々も、まるで自分だけスロー再生みたいで嫌でした。
なんかとにかく申し訳ない
期間中何かにつけ謝ってばっかりでした。二言目には謝る。なんか周囲の人、関係者各位に申し訳ない気持ちしかなくて。
しかも隠れている枕詞は「こんな私で」。
腸内環境の乱れを知らせるサインにはプロバイオティクスやプレバイオティクスで応答するのが最高効率
私も心療内科の先生に言われましたが「楽しいことを探そう」としてみたり、悲観的な考えをやめようと必死にもがくのですが、まあ平行線なんですよね。
そういうアプローチでは、なんかこうスカッと晴れるような一撃にはまず出会えない。ていうか、概念世界の探究でそんな一撃を見つけられるなら、そこまで落ちない。
私はっきりと見ましたもん。
悩みも何もない状態からなんか気分が暗くなって、みるみる心身が重くなってから世界に悩み事があふれて、気がついたら死にたくなっていたんです。
楽しいことがなかったからああなったわけじゃないんです。
楽しいことは人並みにありました(むしろ些細なことでも子どもみたいに楽しめるタイプ)けど、それが全然楽しくなくなったんですいきなり。
あの状態で、すごいわかりやすい快楽(楽しいこと)を体験したとしても、たぶん楽しいと思えなかっただろうなあ……。
理由は簡単です。
だってそれは腸内環境が乱れているサインだから。
身体の不調に起因する症状の一種だから。
きっと本人や周囲の多くの方が
- ネガティブはポジティブで中和や上書きはできない
- 楽しみとか喜びとか快楽すらこの世から消え去る
この2つに頑張って概念で対処しようとすると思うのですが、それは的外れなのです。ぜんぜん原因へのアプローチになっていません。だって原因は腸なので。ボディですボディ。
腸内環境を整えるのにはプラス思考とか気合いよりもプレバイオティクスとプロバイオティクスのほうが何倍も効率がいいはずです。今回はそれを確信しました。スーパーでピルクルとかマミーとかヤクルトとか買ったほうが圧倒的に改善の確率が高いです。
実際、プロバイオティクスとプレバイオティクスで腸内環境の集中ケアを開始したら4日目から連日大量のお通じがあり、8日目には何か憑き物でも取れたようにうつ状態が消滅しています。
おわりに
お酒に依存してしまう気持ち、よくわかりました。だってたとえそれが一時的なものであっても意識飛ばして楽になりたいですもん。
あと、リスクえぐいのわかっててもお薬に頼る気持ちもすごくよくわかりました。自分の重みが著しく軽くなるのでリスクとか本気でどうでもよくなります。あと上記のとおり未来はどうせ不安と心配で満ちているので、それよりは今の楽が勝ります。
たしかにすごいしんどかったけど、こうして改めて体感をきちんと言葉で描写できる貴重な機会を与えていただけたのは、物を書いて生きている人間としてはとてもありがたいことだと思います。
この感覚忘れていたなんて、きっと無神経な人になっていただろうなって反省。
これからは傷つきやすい繊細な人の気持ちをもっと敏感に感じ取ってあげられる心の綺麗な人になろうって思いました。
この通りすっかり改善致しました。ご心配おかけしました。あたたかな励ましのお言葉を下さった皆様にこの場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとうございます。大好きです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。