オリゴ糖選ぶならガラクトオリゴ糖一択です。なぜならそれは最強のプレバイオティクス(腸内環境アゲアゲ)だからです。詳しく解説します。
目次
ガラクトオリゴ糖は最強のプレバイオティクス
オリゴ糖は単糖(これ以上加水分解できない糖)である、グルコース、ガラクトース、フラクトースが2~10個結合したものです。
母乳で育てた子どもとそうでない子どもで腸の疾患のかかり具合や症状が露骨に違うことから、子どもの便の成分研究がはじまり、その過程で「なんか母乳の中に腸のビフィズス菌めっちゃ増やす成分があるっぽい」ということがわかり、それがガラクトオリゴ糖でした。
母乳に含まれる乳糖(ラクトース)にβガラクトシダーゼという酵素が作用して作られる4’-ガラクトシルラクトースがガラクトオリゴ糖です。
ガラクトオリゴ糖は熱に強い
ガラクトオリゴ糖は180℃くらいまで分解されないので、どんな熱い飲み物に入れてもOKですし非常に扱いやすいです。お菓子にかけて焼くのがアウトなくらい。
ガラクトオリゴ糖は難消化性
ガラクトオリゴ糖は胃酸にも小腸の消化酵素にも分解されずガラクトオリゴ糖のまま大腸まで届きます。人間の体にはガラクトオリゴ糖を分解できる消化酵素はないので、まさに腸内細菌専用みたいな成分です。
大腸でのガラクトオリゴ糖の働き
腸内細菌全体の餌となります。
結果増殖した乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌によってガラクトオリゴ糖から乳酸や酢酸などの酸性物質が生成され、それによって酸性を好む菌はもっと活発になり、逆に酸性を苦手とする菌(おならが臭くなるタイプの子が多い)は弱る、という構図で腸内フローラが乳酸菌系優勢になります。
しかも乳酸菌の生成する酸は刺激があるので、薄めようとして大腸内に血管から水分が流入し、便通が促進されます。
完璧。よくわからなくて複雑な腸内環境のこと、これだけでシンプルに解決です。
ちなみに、善玉菌悪玉菌は人間が考えた分類なので本来腸内細菌に善も悪もないです。悪玉菌の代表格クロストリジウム属(おならが臭くなる)も、過剰な免疫反応を抑える働きをしていることがわかっています。※つまり増え過ぎると免疫力が落ちます。
何事もバランスですね。
甘味料としてのガラクトオリゴ糖
ガラクトオリゴ糖はほんのり甘いです。初めてなのにどこか懐かしいような、やさしい甘さです。あれを知ってしまうと他の精製糖は甘すぎに感じるようになります。
スーパーでもガラクトオリゴ糖のシロップはよく見かけますが、割高なのは否めません。
実際に飲んでいるガラクトオリゴ糖を含むサプリ
※冒頭でガラクトオリゴ糖は熱に強い!と申しましたが以下は熱に弱いプロバイオティクスを含んでいます。
IMMUNE MPF™ 30包入り
※もっと健康に – 免疫力アップと血糖値対策というカテゴリでチェックできます
- ガラクトオリゴ糖
- 腸内の温度、湿度、phに触れるまで発芽しない特殊な有胞子性乳酸菌
- 限られた牛の乳からしか精製できない、免疫を活性化する免疫ミルク
毎日飲みたいことでおなじみのミルクプラスです。
「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、あれは「人の腸内細菌叢の土台は3歳までに決まる」という意味だそうです。なので、私が3歳までに毎日でも摂りたかったなと。
母乳と同じほんのり甘いパウダーですので、小さい子はみんな好きな味です。
免疫ミルクはものすごい多くの働きが報告されている希少成分です。26種の病原菌の抗体を含みます。
Solumeve, 成人用プレプロバイオティクスピクシーズ、ブラックベリー味、100億CFU、30本、各3g(0.11オンス)
- ガラクトオリゴ糖
- プロバイオティクス100億
もうなんかベリーです。
ベリー好きにはたまらないつやつやしたベリー!
おわりに「サプリオタクの登竜門“もしかして母乳(粉ミルク)はパーフェクトなのか”」
私みたいにこうしてサプリとかのオタクになってくると、ドラッグストアで見かける赤ちゃん用の粉ミルクがものすごくコスパの良いパーフェクトなサプリに見えてきます。つまり母乳ですね。良さげなものだいたい入ってる。
……が、大人は母乳に含まれるラクトース(乳糖)を分解できる酵素ラクターゼが少ないのでお腹を壊したり、そもそも赤ちゃんが成長するための栄養と大人に必要な栄養が違うので体がおかしなことになるなど、いろんな不調が報告されています。
ちなみに、大人の男性が母乳を飲むとまつげがものすごい増えて伸びるからわかる人には「あっ……」ってわかるそうです。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。