うつ状態で辛い思いをされている方をサポートしてくれる希望みたいな成分トリプトファンについて、いっしょに摂ると加速する成分や過剰摂取の副作用などについてお話しします。
目次
トリプトファンは体内で合成できない必須アミノ酸
幸福やリラックスを感じるときに出るセロトニンや、幸せな眠りをもたらすメラトニン、欠乏するとこれもうつ状態の原因になるビタミンB群のナイアシン、やる気や意欲のもとのドーパミン、集中力のもとであるノルアドレナリンなどの材料になります。
幸福感、リラックス、幸せな眠り、やる気、集中力……全部うつ状態のときにどっか行くものじゃないですか。。。
実際欧米で実施されている治験ではうつ病への有効性が立証されています。
トリプトファンを多く含む食品
に多く含まれます。
太りそうなものばっかりですね(^_^;)
トリプトファンと一緒に摂りたいもの(果糖、マグネシウム、ナイアシン、ビタミンB6)
果糖といっしょに飲むと、インスリンの作用で脳にトリプトファンが届きやすくなります。
また、トリプトファンからセロトニンやメラトニンを合成するにはマグネシウムやナイアシン、ビタミンB6が必要なのでぜひいっしょに摂りたいです。
トリプトファンの副作用
過剰に摂取するとなぜか眠れなくなるそうです。
トリプトファンのエビデンス
トリプトファンの効果効能、副作用は?PMSやうつ病の改善に期待(「サプリメント分析」様)
こちらに日本国内でのトリプトファンの有効だった事例がまとめられていますので、興味のある方はご一読くださいませ。
うつ病といえば必ず名前が出るセロトニンについて
抗うつ剤の多くは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)といって、役目を終えたセロトニンが再び神経細胞に取り込まれるのを阻害することで、結果的に脳内に循環するセロトニンの量(セロトニンレベル)を上げることで抗うつ効果を発揮するものです。
ちなみにセロトニンは95%が腸で作られます。
セロトニンは腸内では蠕動運動に関与していて、過剰になるとIBS(過敏性腸症候群=ちょっとの刺激ですぐお腹下す)の原因になると言われています。
「うつとセロトニン全然関係ないから」と主張する学者さんもいますが、少なくともセロトニンを増やそうとするアプローチはうつ状態の改善に何らかの理由で効果的なのは間違いないようです。
私が実際にうつ状態のときに飲んだ体感
NOW Foods, L-トリプトファン、500mg、ベジカプセル120粒
NOW Foods, メチルB12、1,000mcg、トローチ100粒
原因不明の追い詰められた感のすごいうつ状態のときに、上記トリプトファンとマグネシウムとビタミンB12を飲みましたところ、追い詰められた感が止んでさらに不安に落ちなくなりました。半日くらい持続したので助かりました。