自閉症患者の腸内にはクロストリジウム属の腸内細菌が異常に多い、というのは有名な話です。私もかつて異常行動に悩まされていましたが治せましたのであなたも大丈夫です。
目次
たぶんあなたも自閉症「自閉症セルフチェック」
いちおう「コレが自閉症の特徴だよ」っていうのをまとめておきます。
- 同じ言葉、同じ行動を無意識に繰り返してしまう
- 外界の刺激に対して普通じゃない反応をしてしまう
- 集中力をコントロールできない
- 今までできていたことができない
- 他者との交流(コミュニケーション)が難しい
- 人の気持ちを理解できない
- 自分の気持ちを表現するのが難しい
■バーナム効果
誰にでも当てはまりそうな曖昧なことを指摘されて「私のことだ」と自分自身にレッテルを貼ってしまう心理現象。悪徳占い師や詐欺師、医師、厚生労働省など悪い人たち御用達の心理テクニック。
この感じだと、深酒した翌日とか人によっては翌々日くらいまで、誰だって自閉症になると思います。
異常行動の背後に必ずいるクロストリジウム属
こんな書き方をすると、まるでクロストリジウム属が悪者のように思われてしまうかもしれませんが、「属」とついているとおり、腸内には「クロストリジウム・○○」と名のつく細菌は複数います。
ただ、腸内で優勢になると好ましくないことになる子が多いです。
熱や酸に強いクロストリジウム属
クロストリジウム属の多くは休眠ができるため熱や酸やアルコールで死にません。
消毒用エタノールも胃酸もらくらく突破して、腸内の胆汁酸で発芽して動き出すというトロイの木馬みたいなやつが多いです。
しかも糞口経路で人から人へ感染するので、ネガティブな人の多いコミュニティでトイレのドアノブを触った後は本気で手洗いをしたほうがいいです。
異常行動の犯人はプロピオン酸(PPA)
腸内細菌は、短鎖脂肪酸という人間の活動に欠かせないエネルギー源となる物質を生成しています。短鎖脂肪酸もプレバイオティクスの一種です。
- 酢酸(65%):乳酸と同じく腸内のphを酸性にし、悪玉菌の増殖を防ぐ
- プロピオン酸(PPA)(20%):乳酸菌を活性化する
- 酪酸(15%):結腸の内側を覆っている細胞のエネルギー源で、発がん抑制効果や抗炎症作用がある
これらは大腸粘膜上皮細胞の主要なエネルギー基質で、大腸粘膜の血流増加や水・電解質吸収促進、自律神経系刺激、消化管ホルモンの分泌促進など多様な生理作用を担っています。
プロピオン酸がもたらす炎症がすごすぎる件
しかし、このプロピオン酸(PPA)がどうにも厄介者としての側面も持っているらしいことが最近の研究でわかっています。
- 腸壁の細胞を繋いでいる結合を弱め、腸の透過性を高めてしまう(リーキーガット状態にしてしまう)
- 腸壁を突破したプロピオン酸(PPA)そのものが血流に入り込んで炎症を起こす
そしてその炎症がすごい。
- 細胞間の信号経路を使用不能にしてしまう
- ミトコンドリアの機能を弱め、脳のエネルギーを使う能力を変えてしまう
- 酸化ストレスを高め、タンパク質、細胞膜、重要な脂肪やDNAを傷つける
- 抗酸化物質、神経伝達物質、オメガ3脂肪酸など脳が正常に機能するのに必要な分子をガンガン浪費する
これはバグったみたいになるわけです。
実際、ラットを用いた実験では、プロピオン酸(PPA)を注入したラットは平均2分で自閉症にみられる症状を発症し、その後30分間継続して異常行動をみせた。
さらに別の実験でも、自閉症マウスの血液にはプロピオン酸(PPA)が通常のマウスの46倍も多く見つかった。
腸内細菌と脳の発達と機能に関しての研究の権威、デリック・F・マクフェーブ博士は
「自閉症は体内でプロピオン酸(PPA)代謝が変わったことに関係する後天性の疾患と考えられる」
と結論づけています。
ということは💉でぶちこまれる破傷風菌(クロストリジウム・テタニ)が自閉症の原因ですね。
プロピオン酸(PPA)の作用に抵抗してダメージを修復する方法
上記のとおり、条件が整うと凶器に変わるプロピオン酸(PPA)ですが、
- L-カルニチン
- オメガ3脂肪酸
- N-アセチルシステイン(NAC)
など、自閉症の人に欠けているこれらの栄養素を積極的に摂ることで、その作用を無効化し、これまでのダメージを修復することができます。
こればっかりは食品から摂取するのは効率が悪いし結果的にお金もかかるので、サプリメントから摂取するのがいいです。
とくにN-アセチルシステイン(NAC)は、体内でグルタチオン(グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からできる)の生成を助ける栄養素で、ラットを用いた実験では、あらかじめNACを投与されたラットは、プロピオン酸(PPA)を注入されても脳内物質に自閉症のような変化がなかったことが確認されています。
グルタチオンとは
- 生体恒常性の維持
- 人体に有毒な過酸化水素の無毒化
- 肝機能を高める(解毒作用)
- 体内の酵素の働きを助ける
- プロピオン酸の無毒化(直球)
- 強力な抗酸化作用
など、いろいろなはたらきのあるグルタチオンですが、とにかく抗酸化作用に特化した栄養素で、最近ではグルタチオン注射とかいってアンチエイジングにも利用されています。
グルタチオンのうれしいところは、グルタチオンの状態で摂取してもアミノ酸に分解されずにグルタチオンのまま吸収されること。
★私はめんどくさがりなのでもうグルタチオンでいいんじゃないかなって思います。
L-カルニチン、オメガ3脂肪酸、N-アセチルシステインのサプリメント
上記の3成分のサプリをご紹介します。
L-カルニチンを含むサプリメント
NOW Foods, L-カルニチン、1,000mg、100粒
オメガ3を含むサプリメント
Omega-3 Premium Fish Oil(CALIFORNIA GOLD NUTRITION)
★腸壁の穴を塞ぐ腸内細菌のごはんになります
N-アセチルシステインを含むサプリメント
Protocol for Life Balance, N-アセチル-L-システイン、1,000mg、120粒
おわりに「私も以前は異常行動がひどい人でした」
正直申し上げて、私も30代序盤くらいまでは、異常行動の多い人でした。
日常生活にダイレクトに悪影響はあるし、それで、
また今日もやらかしたあ😦
って深酒して、また異常行動をして……の無限ループ。
これいつか病院行かなきゃなあ……
って思っていました。行かなくてよかったです😓
私の場合、美容目的でグルタチオンをずーっと飲んでいるのですが、結果的にそれで異常行動がいつの間にか消えていました。
もちろん、腸内細菌とは関係ないグルタチオンは「根本解決」ではなくて、あくまでも今ある炎症を打ち消すという対症療法的な働きをしたに過ぎません。
大丈夫です。
昨今の世界情勢的に価格が安定しませんが、10,000円しないくらいのサプリ続けただけでなんとかなったのです。
悩まないでね。
以上です。
最後までお読み下さりありがとうございました。