他の記事を書いていたのですがなんか急に話したくなったのでお話しします。聞いてください、天国を見た後の愚かな私。
あなたがうっかり天国を見て戻ってきた時の参考になれば嬉しく思います。
目次
天国ではそこが天国だと気づかなかった
天国を見た直後のことからお話しします。
まず、見ている最中はそこが天国だなんて思いませんでした。
対比がないので。
些細な理由でもう一度この夢の世界に戻ってきて、初めてそこが天国だったと理解しました。
「夢の世界」
と、私はこの世界のことを言いますが、これは無理して言っているのではありません。
天国の圧倒的な臨場感と自由度を考えたら、この世界は本当に夢としか表現しようがないのです。
支離滅裂だし、矛盾しているし、同時に存在し得ない概念が共存していることあるし、ほどよい温度の水飴の中にいるみたいに不自由だし。
毎晩見ている夢となんら違わない。
すごい体験をした!これで成功間違いなし!💴
私はまず「すごい体験をした」と考えました。
この「すごい」には、比較の幻想に基づいた強い傲慢さがあります。
この世界のその他大勢の人がすることのない、貴重で価値のある体験をした私はきっと特別な選ばれし人間なんだ
という意味合いです。うわー恥ず。
神は私で遊んでいるに違いない😣
当時、「自分大嫌い!みんな死ね」の中で生きておりましたから、私はこの強烈なインパクトのある体験によって、奇跡的に「救われる」と期待しました。
臨死体験をした人には、セミナーや出版で成功されている方もたくさんいましたから、私もそうなると期待したのです。
でも、違いました。
むしろ、コントラストで世界はより生きづらく見えました。そっちのほうが大きかった。
あんな露骨なチャンスを与えてもらっておいて、本読みたいとかそんな理由でそれをフイにする自分はなんてバカなんだろう
と、それまでよりももっと自信を失いました。
それまでも「自分は神に呪われている」とか思っていましたが、あの天国をチラ見させたのもその呪いのひとつだったと思うようになりました。「神は私で遊んでいる」って。
こんな気持ちになるなら、天国なんか見せてくれなきゃよかったのに……😢
そう思った私は、天国の記憶をただのおもしろ体験として片付けます。※これはこれで飲み会のつかみでかなり役立ってくれましたけどね。
勢いを増した禍事の連鎖と、希死念慮
中途半端に天国の感覚を取り戻していることは、かえってこの世界を生きづらくしました。
でも、忘れられなかった。
うっすらでも天国のことを考えない日はなかった。
天国の思い出に強力な封印を施して、再びこの夢の世界の住人として生きてみたけれど、待っていたのは入れ替わり立ち替わり、間髪入れずにやってくる禍事。
相変わらず最後には強い希死念慮に取り憑かれる。
天国を見たことの効用
でも、ここで初めて天国を見る前の私との違いが表れます。
肉体的に確かに死んだけど、死は何の解決にも救いにもならなかった。※現になってないじゃん。
なぜか絶対に戻ってくる確信がありました。
そうならないように予め肉体を粉砕したとしても、たぶん関係ない。
死(私の消滅)は実在しない。
実在しないものは不可能だし、実在しないもので救われるなんてありえない。
実在しないもので救われるなら死を考えるまでもなく私は救われまくっている。
じゃあ、この強い衝動は何なのか。
「死にたい」に擬態した要求の正体は何だ?
ああ、私は天国を見たいんだ。
この苦しい夢を終わらせて、天国を。
これが、2022年のことです。
ここで初めて、ちゃんと天国を思い出そうとしたのだと思います。天国は再び私の「現実」になりました。
この世界の尺度でいうとあの日から15年が経っていました。
天国を見たことで得たもの
天国を見たことで得たもの。
- 天国とこの世界の違いがわかる
- それを言葉で伝えられる
- ズレがわかるので天国の感覚に戻れる(まだよくズレます😣)
これだけ。
細かいこと言うとほかにも
- 動物に好かれるようになった
- 赤外線センサーが反応しにくくなった(よく自動ドアに挟まれる)
とかありますけど、大きいのはそれだけです。
セミナーとか出版で大成功!温泉街に好きなだけ滞在して大人買いした本読み放題!✌……とはなりませんでしたが、逆によかったと思っています。「危なかったー😓」くらいに。
もし、そんな経験をしていたら、私はきっと天国に強く執着していたと思うし、こうしてみなさんに雑談みたいにお話しさせて頂くこともなかったと思います。
たぶん脚色もめっちゃしたはず😣
よかったー😮💨
そしてこれはみんなのもの😋
だっていっしょだったから。あの光の中にみんないたので。
……とか偉そうなこと言いましたが、天国のことをちゃんと思い出すようになってからしばらくは、一人だけで酔っていました。
この世界が急にかんたんにシンプルになったので、その楽さを自分ひとりだけで味わっていたのです。
もともと自分を使って試したり経過観察するのが好きなので、いろいろ一人で楽しんでいました。
梵天はツッコミ入れに来てくれなかったけど、そのうちに「なんか違う」という違和感に耐えられなくなりました。
で、こうして天国のお話しをさせていただいている、というわけです。
おわりに「私は、見る」
私は、天国を見ます。
あなたと一緒に。
私がもう一度(?)影になって、この夢の世界に戻ってくるときに、着いてきてくれた光があります。
それがあなたです。
あなたが否定しても私は知っています。
次は私がそれやるから、あなたも安心してね!😉
うわ2000字にもなっちゃった。長くなってしまいすみません。
最後までお読み下さりありがとうございました。