砂糖を摂りすぎるとキレやすくなる

甘いものを摂りすぎるとイライラしがちになったりキレやすくなる、という話があります。その仕組みと、実体験から「砂糖摂らなくても困らないよ」という話をしたいと思います。

【観察】キレやすい人はだいたい甘いもの常習者

あなたの周囲にもいませんか?些細なことでキレ散らかすタイプの人とか、怒りのバーゲンセール常時開催中の人。

 

私も以前、裏で要注意人物とまでされているパワハラ管理職のもとで働いていたことがありまして、その人は常に何かに怒っていて、ちょっとしたことで爆ギレすることで有名でした。

とくに自分に諂(へつら)わない人間への当たりはすごくて、私はかなり目の敵にされていました。

そういう人見てると興味湧いちゃうんですよね(病気)

 

閑話休題。なんやかんやで7年くらいその人のもとで働いたので、ルーティーンとかも把握してしまったのですが、

  • 朝は砂糖入りの缶コーヒー(なぜ無糖ではないのか)
  • お昼はジュースとデザートに菓子パン
  • おやつにジュースと菓子パン

……と、疲れをとるのに糖分が必要だと思っているのかわかりませんが、甘いものがお好きなようでした。

 

思い返してみれば、別の職場で出会った超絶陰湿でいつも何かに怒っているお局様も、糖分切らしたら死ぬんかなってくらい常時飴ちゃんを舐めていましたし、ミルクセーキとかいちごミルクとか、めっちゃ甘いカフェオレとかそれ系の飲料で水分補給をするハイレベルな人でした。

どんな体しとるんや……

 

岩手大学名誉教授で臨床心理学者の大沢博先生はキレやすい若者や若者の凶悪犯罪は「砂糖依存の食生活からくる低血糖」が原因であると述べています。(参照:「脳で悩むな!腸で考えなさい」藤田紘一郎著)

砂糖摂取から低血糖を経て攻撃と恐怖へつながる仕組み

  1. 砂糖を摂取する
  2. 血糖値が急上昇する
  3. 膵臓から大量にインスリンが出て血糖値を下げようとする
  4. 血糖値が下がりすぎる
  5. 血糖値を上げるために副腎からアドレナリン(攻撃)やノルアドレナリン(恐怖)が分泌される

これが砂糖を摂りすぎることで人が攻撃的になる仕組みです。

「攻撃する人は恐れている」というのは真理だったというわけですね

 

このメカニズムでいくと人工甘味料がものすごい良くないことがわかります。

人工甘味料は甘いと錯覚するだけで糖分ではないので、いきなりステップ3から開始になります。

味蕾にある甘味受容体のT1R2とT1R3は、味蕾以外の細胞や臓器にも存在する。甘味受容体のアゴニストになりうるのは、基本的に甘いと感じる物質で、グルコース、スクロース、グリシンや人工甘味料等である。
人工甘味料スクラロースを単離膵島に添加すると、濃度依存的にインスリン分泌を促進し、グルコースによるインスリン分泌も増強した。また、小腸の甘味受容体の活性化により、インクレチンの分泌が誘導された。(公益社団法人 福岡県薬剤師会「人工甘味料でもインスリンが分泌されるか?」より引用)

砂糖の禁断症状は2週間くらいで収まる

このような悪循環を抜けるには2週間、甘いお菓子とかジュースをやめることです。2週間あれば脳のブドウ糖依存は解消されるといわれています。

禁断症状あるとかアレみたいですね

断食をしてみてわかった「ブドウ糖がなくても死なない」

低血糖になるとブドウ糖が足りなくなって頭の働きが悪くなる、というのは嘘です。

昔、すごいヒマだったのでノリで28日間の断食をしたことがあるのですが、4日目くらいから明らかに頭が冴えまくっていました。疲れないし、集中力は思い通りに操れるし、エンドレスでリラックスしているしで、これまでの常識が完全に崩壊しました。

これは、ブドウ糖が供給されなくなると、脂肪を分解して肝臓でケトン体という物質が作られて、それで回るようになるからです。このケトン体回路はブドウ糖が安定供給されているうちは使われることはほとんどないと言われています。

おわりに「野菜は甘かった」

私は自分から積極的に砂糖を摂ることはないです。日常でダイレクトに甘いものを摂取する機会はミルクプラス(ガラクトオリゴ糖)を飲むときくらいですね。

断食したあたりから味の趣向が変わったようで、甘くておいしいものというのが想像できません。

みりん……?

 

砂糖を摂らないでいると、野菜の甘さとかがわかるようになります。

以前は、畑からとったばかりの野菜をかじって「甘い!」とかいう人を見て「そんなわけないだろwww」と鼻で笑っていましたが、あれは本当でした。

反省

 

もし、すぐイライラしてしまってお悩みの方は、断砂糖2週間チャレンジをやってみてはいかがでしょうか。

 

 

以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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