現実を引き寄せているのは脳内のパターンニューロンです。経験も踏まえて解説致します。それをマイルドにコントロールする方法もお話しします。
目次
「苦あれば楽あり」は真理
苦しいことの後には幸運が待っている
私、ひねくれておりますので、苦しい時にこういうことを言われると
気休め言うな💢
って反射的に思ってしまうタイプなんですけど、これどうも科学的に説明できる話のようです。
心の病気が治ったクライアントは、必ず以前より良くなり、病気なる前より遥かに味わい深い人生を送るようになる(「上位1%の成功者が独占する願望達成法 第2章 心の病気が治った人が以前より良くなる理由」より)
催眠のスペシャリストで、長年のカウンセリングの経験をもつ潜在意識研究家、林貞年先生の言葉です。
先生はこの現象を
心の病気すなわちネガティブを克服することで、脳内にあるパターンニューロンがマイナス状態からゼロ状態に戻るというプラスの拡張をするため、その大きくなった器の分だけ幸せが入ってきやすくなるから(0からプラスになるのもマイナスから0になるのもプラスなのは同じなので)
と解説されています。
幸せも不幸もすべて器次第
器=脳の中のパターンニューロンが司っている
自分が持っている器の分はどんなに嫌がっていても引き寄せられてしまう。
つまり、社長の器を持つ人は本人が嫌がっても社長になるし、不幸になる器を持っている人は……。
パターンニューロンとは
パターンニューロン=無意識の習慣を司る部分=日常生活のあらゆるものを引き寄せる磁場のようなもの
いつも悩んでばかりいる人は悩みのパターンニューロンが形成されていて、悩む対象がなくなると自ら悩み事を探すというおかしな行動をとります。
もちろん無意識からの行動なので本人に自覚は全くありません。無意識は悩みの器を満たすために全力で活動してしまうのです。
本人がどれだけ「悩みたくない!」と叫んでも、無意識の力は強力なので必ず悩みが引き寄せられてきます。
職場にも必ずといっていいほどいますよね、いつでも誰かの悪いところの指摘や陰口ばかり言っていて、その対象者Aが万が一辞職や転勤でいなくなると、すぐ次の対象者Bを見つけて同じことを延々繰り返している人。しかも必ずこう言うんです。
Bは急に変わった
違う違う。変わったのはこの人のパターンニューロンのターゲットです。
同情してほしくて言う愚痴ほど恐ろしいものはない
潜在意識の研究家の林先生いわく、同情してもらうために言う愚痴ほど恐ろしいものはないそうです。
潜在意識の癖から考えるに、こういう人の周囲は不幸まみれになります。つまり同情をしてもらえるネタであふれるわけです。
中には本当のアクシデントも混ざっているかもしれませんが、本人には本当に不運によって起こっているのか、次の同情を得るために不運を引き寄せているのかわからなくなっています。
潜在意識は主語を認識しないので悪口も危険
これはいろんなところで言われている話ですが、潜在意識は主語を認識しません。スピリチュアル界隈でも似たようなことをよく聞きます。
なので、愚痴とか悪口とかは言わないほうが身のためということです。
私も、以前
氏ねばいいのにな~
が口癖だった非常にお行儀の悪い時期がありまして、その結果、その「氏ねばいいのになー」の対象の方がお亡くなりになるなんてことはなく、逆に私がもっと氏にたくなるような心にくる出来事が次から次へと襲いかかってきてもうわけがわからなくなる、という事態になりました。
とくに、「氏ねばいいのに」とか「氏ね」は最悪です。それは完膚なきまでの全否定です。自分で自分を全否定したくなるような出来事が召喚されますので、いらっしゃらないとは思いますが、万が一今それを口癖にされている方がいましたら大至急やめたほうがいいです。ほんと破壊力抜群なので。
恐怖の対象に真正面からぶつかること(恐怖突入)なくして変化はない
トラブルなどに巻き込まれている真っ只中に言われても、不安が勝ってしまいぜんぜん信じられませんが、経験からしてもたしかに人生というか自分のアップグレードの節目節目には必ず死にたくなるような苦境があったなと。
だから逃げちゃダメ、なんですよね。
アップグレードチャンスをみすみす失うことになるからただの苦しみ損。
とか言っといて私先日もろに逃げ出したんですけどね。……いや、でも「逃げた」とも違うなー。
むしろ逃げてからが試練本番みたいなとこあったんで。
少しぶっちゃけますと、3年前くらいから私の意思とか置き去りで勝手に色恋沙汰に巻き込まれて、登場人物の中でもボス的な人から激しい嫉妬をされて人格攻撃(罵詈雑言や理不尽な扱い≒いじめ)を定期的に受ける、という雑な昼ドラみたいな環境にいたんです。
ところが先日、なんかお腹いっぱいになった気がして、プツンと糸が切れたみたいにしてそういう環境を抜けた……という次第です。
覚えてないけどたぶん最初は我慢しました。「こういう人もいるんだ」って。それで
嫉妬からの罵詈雑言や理不尽な扱いに耐える(=自分を安売りする)
というパターンニューロンがしっかり形成されていたんでしょうね。
今、すごい冷静になって考えると、どうしてあのような一貫性のない理不尽を拒絶の「拒」の字も考えないで受け入れ続けてきたのか理解に苦しみます。あんなの意識の力では到底耐えられないです。
だからやっぱり、そういうの「あははー」で済ませてきた今までがむしろ「逃げ」の連続だったんです。
そうやって、拒絶の意思を明確に示して自分を守る、という刺激から逃げていました。はい、認めます。環境が変わるのが怖かったからです。
あと、今回は一切の現実逃避アイテムを使用していません。お酒とかたばことか。……いや、何回か飲んじゃおうかな吸っちゃおうかなって気持ちになりましたけど。
3年間で初めて自分の無意識の習慣から逃げないで立ち向かったんですね。
考えてみれば、あれに耐え続けたからといって、何も得るものはありませんでした。あるわけないです。
激しすぎたパターンニューロンの断末魔
パターンニューロン(習慣)に空白ができるのはすごいストレスなので、潜在意識はそれを埋めるために全力で活動します。
今回の私の例でいうと罵詈雑言と理不尽をぐっと堪えて受け続けるというパターンニューロンに空白ができました。罵詈雑言や理不尽を受け続けるという器が急に満たされなくなったのです。
本人はね、それはもう清々した気分でした。
なんで早く切らなかったんやろー✨
って。
ところが、潜在意識的にはすごいストレスだったようです。
いつの間にか私は不安からそわそわするようになっていました。そして気づけば、自分で自分に理不尽な罵詈雑言を浴びせるようになっていたのです!ありえなくないですか?
自己評価は他己評価の10倍のパワーがあるので、これは最悪の展開です。
幸い、このパターンニューロンに関する林先生のNIC(Neuron Improve Control)理論を記憶の片隅で知っていたことで、
あ、これは引き戻そうとするやつだな💡
と比較的早い段階で気づけたので助かりました。
今はもう大丈夫です。これまでのパターンニューロンが消去される手前の断末魔みたいなものだったのだろうと解釈しています。
「禍福は糾える縄の如し」をコントロールする
セオリーでいけば、私はこれからすごい良いことが起こるはずなのですが、問題はその後。
禍福は糾える縄の如し、というように逆パターンも然りです。
良いことが起こった後「報われたああああ!!」ってめちゃくちゃテンションが上がっている時に限って、なんか水を差すような出来事があるのはそのためです。
なので、何か良いことがあったと認識した場合は、自分から恐怖突入をしてやることで引き寄せられてくる不幸をマイルドに回避することができます。
これは、よく当たると話題の六爻占術でも
- 大過(不幸)が3回あったら必ず良いことが起こるので2回目がきたら自分から3回目を起こしに行け
- 旅行の前には自分から大過を受けに行け(旅先での不幸を防ぐ)
とか言われているので、ある話なんだと思います。
なんか全身の血が騒ぐような、そわそわするような、心臓がバクバクするような強いストレスを感じることや、単純に痛いことをするのが恐怖突入です。
例えば私りん氏なら、
- 一人で外食する。それも他のお客さんの顔がよく見える席に座って、日頃絶対注文しないような料理を注文する:一人でサイゼリヤに入ってドリンクバーの近くの席にでも座ってエスカルゴとか注文することでしょうか。考えただけでやばいです
- 献血に行く:注射大嫌いなのでこれもやばいですね
- 可愛らしいキャラクターショップに一人で入る:うわあああこれは赤面必至ですね。女性店員さんの視線が痛いこと間違いなし
- 女性とふたりきり:恥ずかしくて死ぬ
……というのが思い浮かびます。
しかも自分から進んでやっているので、かなりダメージが軽減されるはずです。
おわりに「新しいパターンニューロンが形成される時期を大切に」
今の私は、これまでの私の世界を最も強力に支配していたパターンニューロンが効力を失い、新しいパターンニューロンが形成されるところなので地味にすごい重要な時期です。
ここで変なぐだぐだ習慣(行動、思考)を取り入れてしまわないように、しっかりと理想を整理して、ホメオスタシスの抵抗にあうあわないギリギリに欲張った良い習慣を定着させられるように気をつけたいと思います。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。